首都圏外郭放水路です。この日は曇っていてちょっと寒かったですが、朝っぱらからがんばって出発、家から2時間ほどで到着しました。
一般公開日ということで、いくらかのテントが設営され、なんとなしに盛り上がっている様子です。でも、そんなところには目もくれず調圧水槽にまっしぐらです。

まだ真新しいコンクリート製の階段を下りると、そこにはだだっ広い空間が広がります!!写真とかを見たことはあったものの、いざその場にあってみると圧巻というほかありません。とにかく大きな柱と、その空間に圧倒されました。これほどの空間を地下に作ると大きな浮力が働くそうです。たくさんの巨大な柱は厚い天井とともに浮力に対する加重になっているそうです。
写真に見てわかるように、内部はうっすら水がたまっているところもありますが、全体的には撮っても、乾いていて綺麗でした。なんか、中は泥がたまっていて、湿気が充満しているのだろう〜という僕の予想はすっかり覆されました。
調圧水槽の上部には開口部があり、そこから重機(ブルドーザー??)をクレーンでつるして入れて清掃するそうです。その開口部から土砂も搬出するのだとか・・・。
入り口(排水机上側の)反対側には第一立杭があります。今たっているところが地下20メートル程度。放水路は国道16号の直下50メートルにあるので、立杭の深さは60メートル程度あるそうです。写真で、見えているのはちょうど立杭の1/3といわれ、、、大きさの感覚が麻痺してきそうです。デカイ!


恐れ入ります。
一般公開はここだけですが、せっかく来たので他の立杭も見に行くことにしました(笑)
第二立杭・・・16号を通らずに別の道を進んだために、通り過ぎていました。残念。

第三立杭施設内にはクレーンなどの機械が見えます。あとで調べてみると、トンネル内でセグメント剥離が起きたので修復の工事を行っているみたいです。とてつもない土圧と水圧によって引き起こされたみたいですが、これほどの施設は他にないので予測でいなかった破損だったようです。
首都圏外郭放水路 工事のお知らせ


これほどの大規模な施設なのに、地上には小さな施設しかないのでその存在はほとんど気づきません。16号を走っていてもトンネルの存在に気づい無いだけでなく、流入施設すら所詮小さな建物にしか見えません。洪水の被害を少なくするために使われるので、活躍すればするほど人々は水害の被害がなくなり、また、放水路の存在は忘れられるのかもしれませんね。
【関連する記事】